会長挨拶

 コロナ禍の厳しい現状の中でも日本介護支援専門員連盟をお支え下さっております会員の皆様方に心より感謝申し上げます。この新しい年の招来が新型コロナウィルス感染症の終息に向かいますことを心から祈るばかりでございます。2021年(令和3年)の干支は「辛丑(かのと・うし)」。辛丑は、痛みを伴う衰退と、新たな息吹が互いに増強し合う年だそうです。コロナを克服し新たな繁栄となるよう願ってやみません。

 昨年は、日本のみならず、世界中で「健康と生命の危機」「医療崩壊の危機」「介護環境の危機」「経済破綻の危機」「人々の心の危機」など本当に危機多き大変な年でございました。介護支援専門員にとりましても、通常の業務に加え、ご利用者様とのより細やかな対応を求められるとともに、多職種との連携においても様々な障害に遭遇致しました。日本介護支援専門員連盟の活動も大きな制約を受けました。そのような中にあっても、連盟は、一般社団法人日本介護支援専門員協会との連携を図り、模索を続け乍ら活動をさせていただきました。

 まず、コロナ対策として、コロナ対応衛生用品不足(マスクや消毒剤等)解消並びに財政支援策を、日本ケアマネジメント推進議員連盟の国会議員の先生方を通じ政府・厚労省関係に要望・陳情を行いました。

 また、今年も日本ケアマネジメント推進議員連盟総会を11月4日・12日に開催し、①コロナ感染症に対する対応の一環として、地域医療介護総合確保基金の活用・財政支援の対応、②ICT活用導入支援や各種書類の押印原則廃止・文書負担軽減、③居宅介護支援事業所の経営安定化措置などを求める、議員連盟としての「ケアマネジメントの推進に関する決議」を採択賜りました。同決議は尾辻秀久議連会長・とかしきなおみ議連事務局長他議連先生方より、田村憲久厚生労働大臣へ手交し決議事項の政策反映の申し入れをしていただきました。

 その他公明党を含む政府与党に対し、予算・税制・介護報酬改定に関する要望活動を通じ、介護支援専門員の地位向上と居宅介護支援事業所の運営改善などが図れるようロビー活動を行いました。また、協会及び連盟に対し何時も御理解をいただいている議員先生の勉強会や励ます会等にも積極的に参加し連携を図りました。

 今年は、衆議院議員選挙が必ずあります。連盟として、可能な限りの選挙活動にも力を入れたいと思っています。

 一般社団法人日本介護支援専門員協会は、職能団体として、厚生労働省をはじめとする関係省庁を通じての公益性の高い多様な活動をされ、さらに国等よりの委託事業や指定事業に尽力されています関係上、政治的活動には制限があります。本連盟は、協会と連携を深め、別組織としてですが、様々な方針を一つにし、互いに役割を分担しながら、強い絆のもと更なる運動展開を図りたく存じます。 当連盟は、組織率が低く会費収入も少なく絶えず逼迫した状態ですが、役員の皆様の献身的なボランティア精神に依存し活動しています。役員には感謝の一語につきます。しかしこのような状態は長続きしません。我々の権益を守り育てるために、社会に物申すには偏に高い組織率とそれ相応の運営資金が必要です。会員増強は、協会も連盟も必須の目標です。介護支援専門員の皆様、是非積極的にご参加をお願い申し上げます。多くの同志のご参加を切望いたしまして、楚辞乍ら年頭のご挨拶とさせていただきます。今後とも宜しくお願い申し上げます。                                     

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日本介護支援専門員連盟 会長 藤岡 三之輔